明日の君へ

別居生活の記録

2022-01-01から1年間の記事一覧

2022年の年の瀬に寄せて

今年が終わろうとしている。振り返るに諸々の思いが湧き上がるが、やはり今年を語るには或る人物との出会いに関して避けるわけにはいかないだろう。その方には多くのことを教わった。教わったと言えば過去のもののようではあるが、実際にはその教えは今も現…

自分探し

とある場所に格納されている過去の日記を読む。 2005年に始まり以後十有余年に渡って書き綴られている。楽しいことや皮肉めいたこと、驚いたことや当時の知見における考察記など様々だが、概して楽そうな雰囲気を感じる。振り返ると如何に無計画に生きてきた…

ヨイトマケの唄

よいとまけ 建築現場などでの地固めのとき、大勢で重い槌(つち)を滑車であげおろしすること。また、その作業を行う人。作業をするときのかけ声からいう。美輪明宏作詞の歌謡曲である。美輪が銀巴里でシャンソン歌手として歌っていた頃、東大の建築工学科に通…

無題

2019年9月、山梨県道志村のキャンプ場で女児が行方不明になる事件があったがそれから2年数ヶ月の時間が経って遺骨と遺留品の一部が発見された。そして今日、DNA型鑑定の結果、不明女児の遺骨であると断定されるに至った。我が子の帰りを信じ、待ち続けた家…

無題

悪弊に身を沈め自堕落な毎日を過ごし、そのことに対する自己否定を繰り返すことはある種自傷行為に近い快楽がある。 生きている実感と自らの生を自分が許容する安堵感の甘美な味わい。 抜け出すのは困難を伴うだろうがこの堂々巡りの迷宮から逃れたいと願い…

入居一年経過

今の家に借り住まいを始め一年が経った。一年前に日記で書いた内容を見返したが、自分の先読みの見立てというものが如何に甘いかということを身に染みて思い知った。 先読みというものはどれほど悲観的であったとしても本質的に希望的観測に過ぎないのだ。 …

一年経過

家を出てこの日記を始めてから一年が経った。 考えてみれば振り返るほどの厚みのある時間ではなかった。一年が過ぎたという感慨もなく、こうやって人間は段々と歳をとり死んで行くんだろうなと感じている。夢や希望はない。 ただ死なないから生きている。 毎…

2022年始まり

今年の冬は寒さが厳しい。 先日降った雪は今日殆ど解けてしまい、日当たりの悪い公園に僅かに痕跡を残すのみとなっている。日記に書くこともなく、心も安定していると思う。何か成し遂げないといけないというような目標はなく、一日を無事に終えることに喜び…